手を繋ぐ僕の右手
音をたてる二人の指輪
あなたと僕の先には 暗い終幕しかない


僕の指輪はペアじゃない
”大切な人がいる”
ただそれだけで買ったもの
じゃああなたは?
僕は永遠に大切な人にはなれないの?


「二人は他の人にどう映るのかな?」
笑顔ではしゃぐ 僕の横
なんで左手のソレ外せないの?
相づち打ちながら いつも終わり見ていた


並んで歩けば恋人みたい
重ねた夜も これ以上は辛いだけだよ
結論は出てる だけど決断はできない
まだ あなたの横から消えられない


触れない過去 触れられない過去
僕はあなたをどう見てたのかな?
大切だけど 恋人だけど 幸せだけど
毎日が蜃気楼の中のオアシスみたいで
いつも不安が僕を包んだ


もう終わりにしよう
でもどうやって? お前はステルのか?
誰を? 彼女を? それとも僕の本心を?
重たい恋はしたくない なら何故したの?
知らない 君がいたから 出会ってしまったから


優しい態度 傷つけるのが怖かっただけ
いつも笑顔 不安な気持ちを出したくなかった
干渉しない 重たい人と思われたくなかった
本心は?  いつもの箱の中


手紙を書くよ これで最後
さよなら? 何か違うけど
何と伝えればいいのか分からない
声も聞かない 聞きたくない
決心が鈍るから


最後まで優しい人 不器用な僕
次に出会う人は せめてあなたではありませんように






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